昭和28年頃より北九州旧五市の小児科医有志の集まり「くきの海会」の活動が始まり、昭和32年からはやはり有志で北九州小児科臨床懇話会が始まりました。一方、昭和34年には、日本小児保健研究会福岡支部が設立。それに伴って、翌35年には下部組織の若松支部、門司支部、小倉支部、八幡支部、戸畑支部ができてゆくなか、小倉でも、小倉小児科会が活動を始めました。
昭和33~34年頃からは小倉小児科会の懇話会が、国立小倉病院、小倉記念病院、市立小倉病院により、旧小倉医師会講義室で開かれていました。
昭和38年には、北九州市誕生に伴い、北九州市小児科医会が創立。そのため小倉小児科会の懇話会はしだいに低調となり、一時は中断を余儀なくされました。
昭和50年前後には内科医会との協調も図られ、この頃から、小倉小児科会から小倉小児科医会へと呼び名が変わったようです。また、この頃より毎年の懇親旅行が始まりました。
昭和52年には、病院小児科勤務医の協力を得て、中断していた懇話会が小倉小児科臨床懇話会として再出発しました。この懇話会は勉強不足になりがちな開業医の研修と、2次3次医療への円滑な連携を図るための、病院勤務医との交流を兼ねていきました。