小倉医師会園医会は、全国に先駆けて、平成4年に結成されました。
当時は、園児の急増を背景に、各地で園医活動が芽生えてきた頃でした。日本保育園医協議会が結成されたのも、平成元年のこと。園医活動がようやく全国的な動きになってきたばかりでしたが、小倉においては早くから、園医会の必要性やそのあり方について話し合いがなされてきました。その輪の中に、小倉医師会内科医会も加わり、具体的な協議を重ねたうえでの、園医会結成でした。
最初の課題としては、園の経営母体や管轄が異なるため、健康管理への足並みが揃いにくいこと。また、これらの園を統合する公私立の諸団体と医師会がいかに対話を図っていくか、ということがあげられました。
そこで園医会では、さまざまな講演活動や広報活動を通じて、「園児の健康管理のための集まりである」という目的の周知に注力。園児の健康増進のための協力体制作りに、地道に取り組み続けてきました。
