おしらせ
令和7年度 福岡県診療所立入検査の実施について
今般、標記の件につきまして、福岡県保健医療介護部より添付資料の「令和7年度福岡県診療所立入検査実施要領」並びに「令和7年度福岡県診療所立入検査基準」に基づき診療所の立入検査を実施する旨通知がありましたのでお知らせいたします。
今年度の立入検査については、昨年度より実施要領及び検査基準に変更はございませんが、一部チェックリストが更新されております。
また、県より保健所が使用する自主点検調査票をご提供いただいておりますので、各医療機関においてご活用ください。
つきましては、本立入検査の趣旨を十分にご理解の上、ご協力いただきますようお願い申し上げます。
なお、福岡県医師会より県に対しては、
1)本立入検査の実施時期・方法等について、管轄の保健福祉(環境)事務所より各医師会へ
説明を行った上で実施していただくようお願いしております。
2)検査項目の目的が、「周知」、口頭による「要望事項」、書面による「指摘事項」のいずれに
しても医療法上の指導及び処分ではないこと、今後の改善のために具体的かつ懇切丁寧な
説明を行っていただくよう十分に申し入れておりますが、検査時や指導内容に問題等がご
ざいましたら本会まで情報提供いただきますようお願いいたします。
3)保健所設置市においては県に準じて実施するよう申し入れております。
記
【検査基準】(※昨年度同様)
(1)医師の働き方改革について
令和6年度、医療法に「医師の働き方改革」に係る立入検査時の
確認事項が新たに追加された。
今年度においても、指導事項は、改善報告を求めない要望事項までとする。
(2)サイバーセキュリティ対策について
令和5年度、「管理者の注意義務」にサイバーセキュリティ対策が追加された。
今年度においても指導事項は、改善報告を求めない要望事項までとする。
※必要な措置のバックアップについては、診療継続のために必要なデータ等を
バックアップしていることが求められ、その方法や頻度については問われない。
※データバックアップを未実施の医療機関等におかれましては、福岡県医師会
診療情報ネットワーク(とびうめネット)におけるレセプトデータバック
アップサービスの利用についてご検討いただけるようご案内ください。
【重点項目】(※昨年度同様)
診療用エックス線装置等を備えている診療所において、放射線障害が発生するおそれ
のある場所の測定及び放射線従事者の被ばく線量管理を行っているかについて確認す
ること。
【昨年適合していない施設の多かった検査項目】
○放射線管理・装置・使用室(適合率 85.7%)
・放射線障害が発生するおそれのある場所の測定
・放射線従事者の被ばく線量の測定
○放射線の安全管理(適合率 93.5%)
・診療放射線に係る安全指針の整備
○法的手続き(適合率 93.7%)
・構造設備・用途変更の変更許可・届出
○院内感染対策(適合率 93.7%)
・院内感染対策のための指針の整備
・令和7年度福岡県診療所立入検査調査票(福岡県HP)