従来は医師による視触診(乳房を見て直接触ることでしこりがないかを調べる)で行っていましたが、手で触ってもわからないような小さながんを見つけることは出来ませんでした。
そこで平成17年7月に小倉医師会では触知不能ながんを検出することができる
マンモグラフィを導入しました。
マンモグラフィとは
乳房は柔らかい組織で出来ているため、専用のX線装置を使って撮影を行います。
乳房を片方ずつプラスチック製の板にはさんで約4〜5cmに圧迫し、撮影装置で乳腺組織内部をフィルムに写しだす、一連の流れをマンモグラフィといいます。
圧迫をすることにより、乳房内部の様子をより鮮明に写しだすことができます。検査全体では15分ほどかかりますが、圧迫をするのはそのうちの数十秒です。
マンモグラフィにより視触診ではわからない早期がんの発見が可能となりました。
「マンモグラフィ」を行う理由
○ 乳がんは女性のがん発症の第1位!
現在、日本では年間約35,000人の女性が乳がんを発症し、約10,000人が死亡しています。 特に、65歳未満の比較的若い女性では、最も多いがん死亡原因となっています。 近年のライフスタイルの変化により、今後も増加することが予想されています。
○ がんは早期発見・早期治療が決め手です。
予防法が確立されていない「がん」は、早期発見・早期治療が何よりも大切です。 マンモグラフィにより発見される乳がんの70%以上は早期がんです。早期のがんは、適切な治療を行うことでほぼ100%治ります。
2年に1回(隔年)の受診をお願いします。
2年に1回(隔年)の受診でも、毎年受診した場合とほぼ同様の有効性が認められています。 マンモグラフィは、2年に1回の隔年で受診してください。
精密検査は必ず受けてください。
仮に、検診で「要精密」と判定された人が全員精密検査を受診した場合に、乳がんと診断される人はそのうちの約2〜4%といわれています。 精密検査が必要とされた人すべてが乳がんというわけでは決してありませんが、検診の結果、精密検査が必要と判定されたときは、専門の医療機関で必ず精密検査を受診してください。
撮影は私たち、検診マンモグラフィ撮影認定技師(女性)が行いますので、安心して検査をお受けいただけます。
■受診方法
○各種健康診断にオプションとして追加
(マンモグラフィ)
○ 対象者 |
女性(40歳以上推奨)※ |
○ 料金 |
5,280円(税込) |
○ 場所 |
小倉医師会健診センター |
※乳腺密度が高い40歳未満のかたには、別途
乳腺超音波検査(乳房エコー)をご用意
しています。(女性技師がおこないます。)
○北九州市乳がん検診(マンモグラフィ)
○ 対象者 |
北九州市在住の40歳以上の女性 |
○ 自己負担 |
無料 〜 1,000円 |
○ 期間 |
通年 |
○ 受診間隔 |
2年に1回(隔年受診) |
○ 場所 |
小倉医師会健診センター |
○ 備考 |
・無料クーポン券が利用できます。
|
詳しくは下記までご相談ください。
〒802-0076
北九州市小倉北区中島1−19−17
小倉医師会健診センター
TEL093−551−3185
FAX093−551−6936 |