動脈硬化とは血管の弾力性が失われ、硬くなった血管にコレステロールがたまり、内径が狭くなって血液の流れが悪くなった状態をいいます。
動脈硬化が進むと、脳出血・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・全身障害(閉塞性動脈硬化症)といった命にかかわる病気につながります。
動脈硬化が原因となる脳血管疾患と心疾患をあわせると、日本人の死因の3割を占めます。
危険因子として、高血圧・高脂血症・糖尿病・高尿酸血症・喫煙などがあげられます。
他にも肥満・過度の飲酒・ストレス・運動不足などでも、動脈硬化を促進するといわれています。
このようなことに思い当たる方は、動脈硬化検査をおすすめします。
小倉医師会健診センターでは血圧脈波検査装置CAVIーVaSera-1500ANを導入し、動脈の硬さを調べるCAVI(心臓足首血管指数)と、足の動脈の詰まりを調べるABI(足関節上腕血圧比)を測定しています。
検査はベッドに横になり、心電図電極・心音マイク・血圧測定用カフ(両腕・両足)を付け、両腕足に圧をかけ血圧を計る簡単な検査です。
CAVI・ABI検査は、当健診センターで健診(日帰り人間ドッグ・生活習慣病予防健診・一般健康診断)を受けられた方のみのオプション検査となります。健診を受けられる方で動脈硬化が心配な方は、健診の予約時にお申し込み下さい。
痛みのない検査ですので安心して受けられます。